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zoom RSS 商業英語に関して:第2弾

<<   作成日時 : 2015/12/28 09:48   >>

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 先に『商業英語に関して』という題で私見を述べた。後で読み返したら、もう少し追記すべき重要な事項があることに思いが至り、この稿でそれを補いたい。

 簿記の実務知識(資格を問わないが、あるに越したことはない:私にはないが簿記の本質は理解している)が商業英語に必要なことを書いた。これに付記して更に必要な能力を以下述べる。

1.まずは英語力
 これに関して、『日本語がきちんと使えれば英語力は早く身に着く』で若干述べている。まず母語の運用力が高ければ高いほど英語運用力も確かなものとなるが、その英語力はどういったものか、それを説明しよう。

 以前、大阪大学大学院准教授・杉田米行先生から『トータル・イングリッシュ』(大阪大学出版会・杉田米行編)の共著者としてご指名を受け、小生は、第11章『交渉の英語‐相手を説得するために必要な英語とインプットへの応用』でその具体的な内容を書かせて頂いた。詳しくはその本を購入して読んで理解して頂きたいので、この稿では、その要旨を簡単に説明してみる。

 英語力の基本に英単語9500語及び専門用語の習得がある。大修館出版『ジーニアス英和辞典』第四版 は、中学生に必要な英単語として三ツ星が付き、その数は約1150、高校生に必要な英単語が二つ星で、その数は約3100、大学生・社会人に必要な英単語が一つ星で、約5300としていて、その合計は約9450ある。四捨五入して約9500語が使えるようになることをまず目指したい。

 英語を使って米国人と商交渉するその最低基本線としての語彙力は9500語が使える状態である。当然ながらこれらは全て本人の頭脳に格納する。つまり暗記である。そしてそれらを使える状態にするためには、単語を覚えるときに、まず発音することが求められる。その発音が良いのかどうかを確認するには、本人がその声を録音し、後で聞いてみることだ。

 暗記の方法としては、先に述べた『日本語がきちんと使えれば英語力は早く身に着く』に説明しているので、参照されたい。

 この基本語9500語に加えて、仕事に必要な専門語を身に着けることが必要となる。その専門語は、取り扱うモノや役務以外に貿易英語を含む。それらは約1000語程度。

  次に必要なのは、本人が日本語で記憶している基本的教養語彙を英語で理解すること。それは、英語人と商交渉し、一段落あるいは交渉が妥結した後、仕事とは関係のない世間話をする時にとても役に立つ。それらは以下を含む。

 1) 地理、2)歴史(日本、東洋、西洋を含む)、3)数学(三角関数、微積分、虚数、統計、複素数、順列・組合、平方根、べき乗、幾何学など)、4)科学(化学、物理学、天文学、生物学、地球の構造など)は、高校で学んだはずで、多くの日本人はこれらの知識を日本語で持っている。これが英語でも言えるようになると、多くの英語人はその日本人の教養に絶句するほど驚く。私が、米国でメカニカル・シールについて米国人講師から学んでいた時、パスカルの法則、表面張力、毛細管現象、流体力学などを講師が英語で説明していた。その用語は日本語で知っていたので、以外に簡単に理解することが出来た。隣に座っていた理科系の米国人は、多分私には理解が難しいだろうと思い、『いつでも良いから気軽に聞いてくれ』、と言ってくれた時に、彼にお礼を言いつつ、『講師が説明した事は、既に高校の物理の授業で習っていたので大丈夫だよ』、と返事をしたら、彼は目を丸くして驚いていた。米国では科学の科目が嫌いならば習わない人が多いからだ。私は、その科学以外の地理、歴史、数学なども英語と日本語両方で語彙を知っていたので、多くの米国人は私の教養が相当高いと思い、尊敬してくれて良かったが、日本では、私のような人はざらにいる。この時、私は日本での教育は素晴らしいと認識することが出来た。これらの語彙は、全部合わせて、1000語程度だろう。

 基本英単語9500に専門用語1000、基本教養語1000を足すと、約11500語で、それを四捨五入すると12000語となる。これをActive memoryつまり能動記憶として、いつでも使える状態として頭脳に仕込まなければならない。従ってPassive memory(受動記憶)としては、その2倍で、約24000語を持つ必要がある。

 使える英語を増やすには、常にそれを書き、聞き、そして話す機会を得て可能となる。現在は、インターネットが発達しているために、遠隔地にいる英語を母語とする人達とお互いに顔を見ながらいろんな話をすることが可能となっているので、積極的に最先端通信技術を活用し、使える英単語を増やすようにしたい。そのためには、現代の利器であるSocial Networking Mediaの活用が必要となるのは言うまでもない。もちろん英語で文章を書き、それをSNMに投稿し、英語を母語とする人達と繋がる積極性も求められる。

2.商業英語の種類

 実を言えば、巷に溢れるビジネス(以下『商業』と称す)英語に関する本は、商業英語の種類に関して的が絞られていないものが多過ぎる。私から見ると、その多くは、日常英会話そのものか、あるいはそれに毛が生えた程度で、あれで商業英語を学ぶ日本実業人に非常に同情する。

 商業英語の種類は以下に大きく分類される。

 1) 物品貿易(輸出もしくは輸入)
 2) 役務取引(フランチャイズなどを含む)
 3) 代理店・販売店設置交渉
 4) 海外進出(出張所、支店、子会社設立)
 5) 海外企業合弁(販売もしくは製造)
 6) 製造海外直接進出(海外に工場を設立経営)
 7) 海外企業買収
 8) 国際金融(投資を含む)・保険取引
 9) 国際教育・コンサルティング事業
 10) その他

 私が若い頃(20代前半から30代後半にかけて)は、前記した1)、3)、4)、5)などの事業に従事した経験を有する。 


3.人を指導する能力

 現在前記9)について、欧米の一流コンサルティング企業数社と対等提携し、欧米企業から日本に派遣される経営幹部社員に対して『日本人との意思疎通』、『日本人との商交渉』、『日本人に対するプレゼンテーション』などを指導している。これを実施するには、体系的な指導法を学ぶ必要がある。私は米国二社、欧州一社、約10人の「研修講師を育てる研修(train-the-trainer training)講師」から現地でしかも英語のみで受講し、その資格を取得している。

 このtrain-the-trainer trainingを受講したお陰で、人にモノを教える指導方法を米国と欧州で獲得する事が出来た。それらの期間は全部合わせて半年程度になる。通常、このように長期間の研修を受けることはまずない。しかも私はその費用を払っていない。それどころか、宿泊代、食費、旅費も彼らが負担してくれて、ドイツと米国の会社は日当さえ私に支払ってくれた。

 私の場合は非常に幸運で、米国人、英国人、ドイツ人、オーストリア人の専門研修講師達から指導を受け、しかも彼らは、大学院で行動及び集団心理学を学び博士号を取得していて、その教育法に接し、私は度肝を抜かれている。

 日本にいる多くの教育者及び研修講師らは、こういった研修もしくは教育指導者になるための徹底した専門教育を受けていない場合が多い。欧米で主流の指導方法は、双方向指導となり、如何にして参加者の学ぶ意識を高揚し、彼らに質問させ、グループ討議させ、それら発表させながら、要点をしっかりと抑えて、参加者に骨子の理解を肌で行わせるための指導者としての能力を身に着けるように私を導いてくれた。つまり、研修講師を育てる講師は、抜群の指導力を持っているし、それが心理学により支えられている。それに触発され、私は独学で心理学を勉強し続けていて、現在は、異文化心理学を自ら構築中。ここで必要な能力は指導を受ける側に対する講師からの共感的接触でそれは参加者の心理を良く理解する事から始まる。そのために、講師の所作や話し方に工夫を加え、参加者に話をさせ、それを聞く、という態度が必要となる。余談だが、日本の教育機関でそういった先生は少ない。

 英語を人に指導するには1.と2.の専門知識を持つのは当然だが、3.の人にモノを教える指導法をその専門家から学ぶことが非常に重要となる。

 人にモノを教えるのが如何に難しいことか。これを研修を受けながら、納得した。

 この研修を終了し、以下の研修を実施する研修講として現在仕事をしている。

a. 販売管理(sales management)
b. 販売店管理(distributor management)
c. 販売/購買交渉(sales/purchase negotiation)
d. 対立処理(conflict management)
e. 効果的意思疎通(effective communication)
f. 変化対応(change management)
g. 人を動かす(influencing people for good results)
h. 指導力開発(leadership development)

 更に、これらの仕事の派生として商業英語を日本実業人に指導している。その商業英語は、国際事業を運営し、多くの利益を目指す方法も含んでいる。

 本稿の結論を以下まとめて書いてみる。

 商業英語つまり巷で言われるビジネス英語は、日本人が海外実業人らと接触し、会話し、交流し、交渉し、そのために英語で文献構築を行い、事業利益を可能な限り多く取る事を目指すための言語手段である。

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